+後編+ 急いで部屋から出て走りつかれたのかアイリスは、 兄のオルカの部屋で休憩しようと早歩きでオルカの部屋に向かった。 スレリアに捕まる前にオルカの部屋になんとかたどり着いた。 兄オルカが居たらいいなっと思いトントンとノックをしてからオルカの部屋に入った。 オルカの部屋には、兄オルカの補佐のマイカ・ウィスタだけしかいなかった。 「あら、アイリス様どうしたのですか?」 「お兄様の様子を見に来たんだけど・・・」 「オルカ様は、また逃亡して今はいないわ。後で見つけたら・・・お仕置きしないとダメね・・・フフフフ」 怖いくらいニコニコ笑うマイカに「お兄様の代わりに私がお仕置きされる」ブルブルと怯えるアイリス。 「あ、昨日実家から美味しいお菓子が送ってきてあるのですが、食べます?」 ニコニコ笑うマイカが怖くて早く部屋を出たいのだが、美味しいお菓子の誘惑に負けたアイリス。 アイリスが紅茶とお菓子をパクパクと食べている間、何処からか出した書類をまとめるマイカ。 「それじゃあ、これを飲んだら書類処理でもしましょうか。」 「えっ、だってここにある書類はお兄様がやる書類じゃあ・・・」 「丁度ここに、アイリス様がやる書類があるのですよ。」 「(リアったらそれを知っていてわざと止めなかったんだ・・・リアのバカー)」 「もちろんやっていきますよね?」 怖いぐらいニコニコ笑いながらアイリスの空のカップに温かい紅茶をいれた。 ここで断ったら兄のオルカみたいにお仕置きされるかもっと思ったアイリスは、 逃げるのを諦めてシクシクと泣きながら頷いた。 その頃オルカは、エルトを探すのをやめて弟リセルに会いに行こうかと庭を通ろうとしたら 大きな木の近くにエルトとルーフェイスがあたふたしていた。 「おー、エルトこんな所に居たのか。」 部屋で大人しく書類処理をしていた筈のオルカが目の前に居て驚いた。 「オ、オルカ様!?書類処理をしていたはずじゃあ・・・」 「エルトがなかなか帰ってこなかったから探しに来たのだ。」 「私を向かいに来てくださったのですか・・・って、ウィスタ殿は、その事知っているのですか?」 「うむ、ちゃんと書置きしたから大丈夫だ。・・・ところでお前達は何をしているんだ?」 「実は・・・」 エルトの代わりにルーフェイスが事情を説明をした。 「木の上にリセルが!?い、い、今すぐ救出しなければ!?」 オルカが風の魔法の呪文を唱えようとしたらエルトとルーフェイスが慌てて止めにはいった。 「オルカ様、まだ体調が不安定なのに魔法を使ってはダメです!」 「しかし、木の上まで行くには魔法を使うしかないだろう!?」 「そうですよ。無茶をしたらマイカやリリンに怒られますよ?」 「うっ・・・あの2人に怒られるのは嫌だ・・・」 すると、何所からか聞いた事がある声が聞こえた。 「天才リシュンカにまかせなさい!!」 「ほ、本当か!?」 「はい、陛下。リシュンカにドーンとおまかせ下さい!!」 「いや、リシュンカお前が出ると、余計に危険が・・・」 兄のエルトの話を無視して、ドコからか出した怪しい鞄をごそごそと探して"ジャジャーン"っと怪しいアイテムを出した。 「これは"あっという間に捕獲"できるアイテムです。」 「おおおー、使い方はどうやってやるんだ?」 「使い方は、捕獲する物を見つけて引き金を引けば巨大ネットが出て獲物を捕獲できるのです。」 「ふむふむ、使い方は簡単なんだな。」 「実際に使う前にテストをやってみましょう。丁度実験体がいるので・・・」 "ニヤリ"と笑って怪しいアイテムを兄エルトに向けて”ドーン"っと音がした瞬間大きいネットが出てきて、 それを見たエルトは慌てて逃げようと思ったら・・・ルーフェイスとぶつかって妹リシュンカの怪しいアイテムによって捕獲された。 捕獲されたエルトとルーフェイスは、身動きできなかった。 実験を見たオルカの目はキラキラ光っていた。 「す、素晴らしいぞ!!」 「お褒めの言葉有り難う御座います。」 「こ、これで可愛いリセルを助ける事が出来たら・・・お兄ちゃん株が一気に急上昇だ!」 "フフフフ"と怪しい笑いをしながらリシュンカから怪しいアイテムを借りてさっそく使おうと思ったら・・・ 木の上に居るはずのリセルがいなかった。 「なっ、リ、リセルがいないぞ!?」 「王子ならあそこにいますよ。」 リシュンカは、リセルが居る方を指を指した。 指を指している方を見たら・・・アウインにお姫様抱っこされているリセルを見た。 それを見たオルカは、ショックのあまり声がでなかった。 「坊ちゃんあんな所に登ったら危ないですよ。」 「自分で降りる事ができるから大丈夫だよ。」 「そうですか?でも無茶は駄目ですよ。」 「うん。・・・じゃあ、僕はリリンに用事があるから行くね。」 ルーフェイスに捕まる前にリセルは逃げた。 見覚えのある顔を見たアウインは、ニコニコ笑いながらルーフェイスとエルトの傍に行った。 「あら、エルトとルーフェイスお久しぶりって、楽しそうに見えるけど何かのプレイかしら?」 「「なっ、そんなわけない!」」 二人揃って拒否するのをクスクスと笑うルシカ。 「また、リシュンカの実験に巻き込まれたのね。ご愁傷様」 エルトの下敷きになっているルーフェイスは、アウインに助けを求めた。 「・・・アウイン。このネットを外してほしいんだが。」 「もう、女装している時はルシカだっていつも言っているじゃあない。 まぁ、いいわ。でも助ける代わりに私のお酒に付き合ってもらうわよ。」 「なっ、昼間からお酒を飲むのですか!?」 「あら、いいじゃあない。たまには♪」 「私とキリッド殿はまだ、仕事があるのですよ」 うんうんとエルトの言う事を頷くルーフェイス。 「もう、グチグチ煩いわね。そういう男性はモテないわよ。さぁ、部屋に行きましょ。」 アウインは、ニコニコと笑いながら巨大ネットに入っているエルトとルーフェイスがいるのに 外さないでズルズルと引きずった。 「アウインにもう何言っても無駄だ」と思ったエルトは、半分諦めていた。 「明日は二日酔いだ・・・」っと明日ことを思ったルーフェイスは半分げっそりしていた。 その頃リセルは、リリンのところに行きお菓子とお茶をご馳走になっていた。 ショックで落ち込んでいるオルカは、 リシュンカに「いい物があるから実験に付き合いなさい」と実験台にされていた。 怖いぐらいニコニコ笑うマイカの監視の下アイリスは、自分の分の書類をシクシクと泣きながらやっていた。 トルフィール兄弟の1日+後編+終わり
アウイン(ルシカ)の喋り方がかなり違和感があって変になっちゃいましたorz 後編はギャグでいくぞーっと思ったのですがギャグになっているかな・・・(汗) 「トルフィール兄弟の1日+前編+と+後編+」は、「バハラ・ナ!の斎湖様」だけお持ち帰りできます。 持ち帰りOKとありましたので、持ち帰りましたww |
背景はSkyLine -空の素材-(管理人:さとちゃ様)からお借りしました。
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