+前編+ 長男のオルカ・トルフィールは、大量の書類処理に追われていた。 「マ、マイカ・・・そろそろ休憩にしないか・・・」 「そうですね。じゃあ、休憩にしましょうか。では、お茶をもってきますね。」 グッタリしているオルカを見て、お菓子は甘めのを持ってこようとマイカは部屋を出た。 「しかし、エルトの帰りが遅いぞ。ちょっと、向かいに行ってやるか」 資料を取りに行った部下のエルトの帰りが遅いと思ったオルカは、 休憩のついでにエルトを探そうと思いマイカに書置きをして、オルカはエルトを探しに部屋を出た。 その頃次男のリセル・トルフィールは、苦手な魔術の勉強だった。 ルーフェイスが新しい魔術本を持ってくるまで、「大人しく居るように!」っときつーく言われた筈だったのだが・・・1時間経つ前に飽きてしまった。 「相変わらず魔術の勉強はつまらないぞ。はぁ・・・今日はいい天気なのに・・・外で遊びたいなー」 ちらりと、窓から外を見たら鳥たちが元気に空を飛んでた。 「・・・よーし、勉強はやめて外に遊びに行こうっと。」 読んでいた魔術の本を閉じて、ルーフェイスが帰ってくる前に部屋を抜け出した。 リセルが部屋を抜け出して数分後、分厚い魔術の本を数冊持って部屋に戻ったルーフェイスは 部屋を出る前に「大人しく居るように!」っと言ったはずがリセルの姿がなかった。 「に、逃げられた・・・大人しく居るようにっと言ったのに・・・はぁ」 持ってきた分厚い魔術の本をリセルが勉強していた机に置いて、リセルを探す為部屋をでた。 ルーフェイスは、リセルが居そうな場所を探していたら・・・どこからかエルトの悲鳴が聞こえた。 そのまま無視をしてリセルを探そうと思ったのだが、ちょっと心配になりエルトのところに向かった。 エルトがいる場所に着いたルーフェイスは、何があったのかと聞こうとしたら・・・ 「ぎゃー、あ、あ、危ないですよ!」 エルトは顔を真っ青になっていて木の上に向かって何かを言ってた。 「もう、エルトは心配性なんだから、僕は大丈夫だよー」 聞き覚えがある声で「まさか!?」っと思いつつ木の上を見たら、予想通り木の上にリセルが居た。 「あっ、ルー。やっほー」 木の幹に座って呑気にルーフェイスに手を振った。 「リ、リセル様!危ないから今すぐ降りて下さい!」 リセルが木の上に上っている事を見た瞬間、ルーフェイスはすーと体中の血がひいていく感じだった。 「あははは。もう、2人とも心配性だなー。」 リセルは2人に言われても、木から降りることはなかった。 リセルが落ちる前に早く木から下ろしたい二人は、どうやって降ろそうか考えていた。 その頃、長女のアイリス・トルフィールは・・・今日は魔物退治ではなく、長男のオルカと同じように書類処理をやっていた。 やっぱり兄弟そろって長時間大人しくいるのが苦手らしくて飽きていた。 「なんで、私が書類処理しないといけないのよー」 アイリスは、ぶつぶつと文句をいいながらも書類処理をやっていた。 文句いうアイリスに、クスクスと笑いながら未処理の書類をアイリスに渡した。 「いつもはアイリス様の分を陛下がやるのですが、2週間前に陛下が体調を崩してまして2週間分の書類が溜まっているらしいですの。」 2週間兄のオルカの姿が見えないと思ったら、体調を崩して休養している事を知った。 「えっ、お兄様また、体調崩したの?まだ、安静してないとダメなんじゃあ・・・」 アイリスがやった書類をトントンとまとめて自分の机の上に乗せた。 「えぇそうなんですけど、陛下が休養している間にウィスタ殿とセイシェル殿ができるだけサポートをしていたのですが、 他の仕事もあったので全部はできなくてまだ、陛下の体調がよくないけど無理してやっているらしいですの。」 スレリアから兄のオルカの事を聞いて書類処理から抜け出したいアイリスは、逃げ出す口実を見つけた。 「よし、お兄様の所に行って来る!そして、無理矢理休ませる!っと言う事で行って来るー」 アイリスは、スレリアに引き止められる前に急いで部屋からでた。 「あらあら、逃げられてしまいましたわ。」 急いで部屋から出て走りつかれたのかアイリスは、兄のオルカの部屋で休憩しようと早歩きでオルカの部屋に向かった。 トルフィール兄弟の1日の前編終わり 前編はギャグがないのですが後編にギャグを頑張っていれます(`・ω・´) ウィスタという名前は、マイカ・ウィスタの事です。 セイシェルという名前は、エルト・セイシェルの事です。 「トルフィール兄弟の1日+前編+と+後編+」は、「バハラ・ナ!の斎湖様」だけお持ち帰りできます。 持ち帰りOKとありましたので、持ち帰りましたww |
背景はSkyLine -空の素材-(管理人:さとちゃ様)からお借りしました。
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